ニュース - 中国主導の鋼板・鋼帯分野の国際規格の改訂が正式に発表
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中国主導の鋼板・鋼帯分野の国際規格の改訂が正式に発表された

この規格は、ISO/TC17/SC12鋼材・連続圧延鋼板小委員会の年次会議において2022年の改訂が提案され、2023年3月に正式に発足しました。草案作成作業部会は2年半にわたり、1回の作業部会会議と2回の年次会議で活発な議論が行われ、2025年4月に改訂第6版となるISO 4997:2025「構造用冷間圧延炭素鋼薄鋼板」が発効しました。

 

この規格は、中国がISO/TC17/SC12の議長国に就任して以来、中国が主導する新たな国際規格の改訂です。ISO 4997:2025の発行は、ISO 8353:2024に続く、鋼板及び鋼帯分野における国際標準化活動への中国の参加における新たな飛躍的な前進です。

 

炭素構造用鋼冷間圧延鋼板および鋼帯製品は、強度の向上と板厚の低減に注力し、最終製品の軽量化を実現し、省エネ・排出削減の最終目標を達成し、「グリーンスチール」の生産理念を実現しています。2015年版の規格では、市場で最も広く使用されている降伏強度280MPa級の鋼種については規定されていません。また、表面粗さやバッチ重量などの規格の技術内容は、現在の生産現場の実際のニーズを満たしていません。規格の適用性をさらに高めるため、冶金工業情報標準研究所は鞍山鋼鉄公司を組織し、この製品の新たな国際標準化作業プロジェクトを申請しました。改訂の過程では、日本、ドイツ、イギリスの専門家と何度も協議して新グレードの技術要件を確定し、各国の生産・検査の要求を満たすとともに、規格の適用範囲を拡大するよう努めてきました。ISO 4997:2025「構造用冷間圧延炭素鋼薄鋼板」の発表は、中国が研究開発した新グレードと規格を世界に発信するものです。


投稿日時: 2025年5月24日

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