SS400JIS G 3101に準拠した日本の標準炭素構造用鋼板です。中国国家規格Q235Bに相当し、引張強度は400MPaです。適度な炭素含有量により、強度、延性、溶接性が良好に調和した総合特性を有し、最も広く使用されている鋼種です。
違いQ235b Ss400:
異なる基準:
Q235B中国国家規格(GB/T700-2006)に準拠しています。「Q」は降伏強度、「235」は235MPa以上の降伏強度、「B」は品質等級を表します。SS400は日本工業規格(JIS G3101)に準拠しており、「SS」は構造用鋼、「400」は400MPaを超える引張強度を示します。16mmの鋼板試験片において、SS400はQ235Aよりも10MPa高い降伏強度を示します。引張強度と伸びはともにQ235Aを上回ります。
パフォーマンス特性:
実用上、両鋼種は同様の性能を示し、通常の炭素鋼として販売・加工されることが多く、違いはそれほど顕著ではありません。しかし、規格上の定義では、Q235Bは降伏強度を重視し、SS400は引張強度を重視しています。鋼材の機械的特性に詳細な要件があるプロジェクトでは、具体的なニーズに基づいて選択する必要があります。
Q235A鋼板はSS400よりも適用範囲が狭いです。SS400は中国のQ235(Q235Aの用途に相当)と実質的に同等です。ただし、具体的な指標は異なります。Q235はC、Si、Mn、S、Pなどの元素の含有量制限を規定しているのに対し、SS400ではSとPの含有量が0.050未満であることが求められます。Q235の降伏強度は235MPaを超えるのに対し、SS400は245MPaです。SS400(一般構造用鋼)は引張強度が400MPaを超える一般構造用鋼を指します。Q235は降伏強度が235MPaを超える一般炭素構造用鋼を指します。
SS400の用途:SS400は、線材、丸棒、角棒、平鋼、アングル、I形鋼、チャンネル形鋼、窓枠鋼などの構造用鋼材、および中厚鋼板に圧延加工されます。橋梁、船舶、車両、建物、土木構造物に広く使用されています。鉄筋として、また工場の屋根トラス、高圧送電塔、橋梁、車両、ボイラー、コンテナ、船舶などの建設にも使用されています。また、性能要件がそれほど厳しくない機械部品にも広く使用されています。グレードCおよびD鋼は、特定の特殊用途にも使用できます。
投稿日時: 2025年11月1日
